線路際の一軒家に住むエリーゼには毎日の日課があった。
1日に決まった時間に通過する電車『TGV』に旗を持って振る事だった。
そんなエリーゼに運転手から手紙が届く。
実話だそうな。
とても可愛い家に住むエリーゼ。
息子と始めた電車に向かって旗を振ること。
そんな息子も家を出て都会に。
なぜ旗を振るのを続けているのかは説明がない。
きっと息子との楽しかった思いを辞められずにいるのだろう。
頑なに昔からの自分を崩せないエリーゼ。
そんなエリーゼが変わっていく。
エリーゼ役のジェーン・バーキンのくったくのない笑顔が素敵。
歳を重ねた彼女も素敵。
ジェーン・バーキンの最後の出演作となった作品。
エンドロール最後まで観てください。
ティモ・ボン・グンテン監督作品