『怪盗グルー』シリーズのプリクエルであり、『ミニオンズ』のシークエルという立ち位置の本作。
前作『ミニオンズ』のロンドンで大騒動を起こした末、遂に悪党のボスを見つけたミニオンズたちがあっさり手下の座についているところから始まり、冒頭からポップでサイケなテイストが満載。
アクションのスピード感とか緻密さ、CGアニメーションの美しさは相変わらず素晴らしい。過去作のキャラクターや設定とリンクさせていたりとシリーズならではのお楽しみも多い。
また 70年代をモチーフにした音楽やポップカルチャー、当時を舞台にした映画のオマージュなどの小ネタがちょいちょい挟まったりして、その頃の時代背景好きなら大人も結構楽める。
そして何より、愛らしくてはちゃめちゃなミニオンズたちの大暴れが観れたので、それだけでもう満足。
ケビン、ボブ、スチュアートのトリオに加え、オットーもまた個性的でかわいかったな。
今作の舞台はサンフランシスコ、そしてチャイナタウン。ということでとりわけカンフーの達人マスター・チョウの登場、オリジナルVCがミッシェル・ヨーなのは熱かった。
全編ドタバタ劇だししょうもないギャグ要素も多いけど、この映画を観たちびっ子たちがゲラゲラ笑ったりクライマックスのモンスター戦でワクワク出来るなら、それで良いんじゃないかな。
