ぴよまろ

SING/シング:ネクストステージのぴよまろのレビュー・感想・評価

4.0
「SING」の続編。建て直された劇場は地元では大人気だったが、エンターテイメントの中心地での舞台を夢る主人公とその仲間たちは、その夢を実現するために、ショービジネスの中心に乗り込む物語。

前作が各自の目標の達成だったことに対し、本作はみんなが一つになって舞台に立つという物語。どちらも素晴らしく、本作では同じ目標に向かって、登場人物たちが群像劇的に活躍することが楽しいです。(ミス・クローリーが大活躍だったり、グンターが何かと有能だったり笑)それゆえ、前作のメンバーの一人マイクがいなかったのは残念。皆と協力しなさそうなキャラだけに、いい活躍をしてくれそうに思います。次回作(あるか分かりませんが)に期待したいです。

また前作でチョイ役だったキャラも、画面の端々に出ており、「前作を知らなくても楽しめるけど、分かっていたらなお楽しめる」要素も盛り沢山なのが嬉しいです。レッサーパンダチームとかホタルイカとかビショビショのムーンの連続とか。

そしてやはり音楽は前作に引き続き素晴らしいです。名曲揃いなだけではなく、きちんとシーンや登場人物のキャラクターにあった音楽が使われている、観たときの多幸感につながりました。ギャグシーンですが、クリスタル社にモップがけしながら忍び込むときに「bad guy」を選ぶセンスに爆笑しました。)吹替で観ましたが、世界で日本だけ現地吹替が許可されているだけあって、そのクオリティの高さが最高です。声も歌もできる人がやってくれるので安心して観られました。

最初から最後まで余すところなく、目と耳が幸せになれる映画でした。
ぴよまろ

ぴよまろ