umisodachi

SING/シング:ネクストステージのumisodachiのレビュー・感想・評価

4.0

「ニュー・ムーン・シアター」の面々は地元で大人気になっていたが、バスター・ムーンは都心での成功を目論んでいた。巨大興行主クリスタル・エンターテインメントのジミーになんとか自分たちを売り込むことに成功した彼らだったが、伝説のロック歌手を出演させるとハッタリをかましてしまったのでさあ大変。ショーの制作と伝説のスターの説得は困難を極め……。

面白かった!個々の夢や実力に焦点を当てていた1作目とは趣を変え、バックステージものに振り切ったのが良い。トラブルに次ぐトラブルでショーの制作が困難になる様子はけっこうリアルだったし、ニューキャラも捻りが効いていて良い。ガチャガチャしすぎている気もしたが、主人公のバスター・ムーンがあんな感じなのであれでいいのかなと。

今回ヴィランとなったジミーに愛すべき要素がまるでなかったのがちょっと残念だったのと、引っ張るだけ引っ張ったクレイのパフォーマンスが短すぎてやや消化不良だったのが数少ない不満点。

クレイの声はU2のボノ(日本版は稲葉浩志)でワクワクしたが、結果的には同じ新キャラであるポーシャ役を吹き替えたアイナ・ジ・エンドが抜群に良かった(歌唱シーンのみ字幕も吹き替えも両方観た)。唯一無二の歌声は強い!あとポーシャの大根演技(英語)がかなり面白かった。「うわ……やばいなこれ……」ってなる空気もとてもリアルで笑ってしまった。










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