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グッバイエレジー
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グッバイエレジーの作品紹介

グッバイエレジーのあらすじ

夢を追いかけ、一度は捨てた故郷。友の死をきっかけに、数十年ぶりに帰ってきた60歳を過ぎた映画監督の男は、不器用にも熱く駆け抜けた友の人生を懐かしい街並みを歩きながらたどる。 それは、郷里と家族への愛、そして、果てぬ映画への想いに気づかせてくれる大切な時間だった。 「映画のなかで、もう一度会いたい」  男は再起をかけて、友を主人公とした映画の脚本を書き始める--。

グッバイエレジーの監督

グッバイエレジーの出演者

原題
製作年
2017年
製作国
日本
上映時間
118分

『グッバイエレジー』に投稿された感想・評価


NHKの全国ニュースでも報道されていていましたが
北九州市にある老舗の名画座「小倉昭和館」が
隣接する北九州の台所・旦過市場の火災に
巻き込まれて全焼してしまいました
 
旦過市場は今年4月に大規模な火災があったばかりで
がれきの撤去がほぼ終わりかけていた矢先の今回の火事
 
まさかと思っていましたが
ニュースで「昭和館」の看板が
焼け落ちている映像を見て愕然
一夜明けた今でも信じられません
 
北九州の映画文化の象徴を失い
館長の樋口氏のみならず
地元の多くの映画ファンの喪失感は
計り知れないものがあるはずです
 
毎回、趣向を凝らした豪華作品2本立ては
大手のシネコンでは決して味わえない貴重なシネマ体験
大杉漣さんやリリー・フランキーさんのトークショー
1号館の2階席に常設されていた‘光石研’シートも良き思い出
 
飲食物の持ち込みも自由で、
観客の入れ替えをしないというのも昭和レトロ...
 
つい先日も「ひまわり」の再上映に行ったばかりで
私自身、もうあの観客席に座れないかと思うと悲しくて
‘居場所を失った’という館長さんの言葉が重くのしかかります
 
地元の多くの映画ファンに愛され続けている‘昭和館’
できれば再建を目指して頑張って欲しい
クラウドファンディングがあれば微力ですが力になりたい
 
*本作は北九州市発のご当地映画で全編北九州オールロケ
封切り当時に昭和館で鑑賞していました
もちろん‘昭和館’もロケ地の一つになっていました
なっこ

なっこの感想・評価

2.8
街にも顔がある。

東日本大震災や熊本地震後に、震災前の風景を写し取った映画が上映されて、かつて日常だったはずのその景色が一変したことで、元に戻せない風景を懐かしんで愛おしみ、復興への力へと変える、そんな映画上映が行われたと耳にすることがある。

風景は、そう簡単には変わらないはずだと多くの注意を払わない。映画でもそれは同じで、背景とstoryとは切り離し可能であるかのように見てしまう。重要なのはその前で演技しているもののセリフや起きることであって、どこの街が背景にあってもさほど違いはないかのように。

けれど、映り込んだ街の風景は、やはり撮られたその瞬間、そこにしか無いものであり、可逆性はなく、そのままの姿が映し出される。都市のそのままの姿が、そこへ行ってみたいという気持ちを起こして観光地化したり、かつて目にしたことのある建物があれば、懐かしくて微笑んでしまったりと、それは、ひとつの価値を生んでいるように思う。

この映画は、福岡県は北九州市を舞台としており、門司と小倉の街で生きたひとりの男の生涯を映画監督である親友の視点から描いている。監督の自伝的要素の強い作品。リアリティを重視したのか方言色が強いため、セリフのテンポが早く感じられた。観ている方が言葉を反芻するだけのもう少し間があっても良かったかもしれない。けれど、その言い切りの速さが、ぶっきらぼうな小倉や門司の男を表現しているとも言えるのかもしれない。

近年は、映画監督が郷里で撮影する地方発信の邦画が増えてきているように思う。ひとつの映画を作りあげるには沢山の人と大きなエネルギーが必要なのだとつくづく思う。映画館でお金を払って映画を見る人はどんどん減っているのかもしれない。それでも、かつてのように街の小さな映画館で映画を見ることには、ひとつの文化的な意味のある営みだと思う。ささやかだけどそういう気持ちで私も映画を支えていきたい。映画ファンのひとりとして。映画の中で監督を演じた大杉漣さんが、親友の弔辞で言う台詞。その言葉だけでも、聞いてみる価値はある作品だと思う。
tak

takの感想・評価

3.0
故郷と疎遠になっていた映画監督が、友人の訃報を聞いて北九州に戻ってくる。亡くなった友人がその後どう過ごしていたのかを聞き、彼の考えや行動に想いを馳せる。残された友人の妻と息子、仲間たちとの心の触れ合い。年老いた父を励ましながら、街の小さな映画館を切り盛りする幼なじみとの再会。故郷でつながる人と人。亡き友がつないでくれた人間関係。

「ライフ・オン・ザ・ロングボード」で人生の転機に向き合う男を演じた大杉漣が、この映画でも友人の姿を通じて自分の人生を見つめ直す様子が心に染みる。それは多分、この映画を観ている自分自身も年齢を重ねてきているからだろう。若い頃にこの映画を観ていたら、初老男のおセンチな映画だと言い放っていたかもしれない。映画は観る年齢や人それぞれで感じ方が違って当然。吉田栄作演ずる友人の半生は、自分を重ねる程の共通点はないけれど、彼のまっすぐな生き方はいろんなことに日々翻弄されてる観客目線だと、ちょっとカッコよくも見える。

監督の出身地である北九州市ロケ作品。実在の映画館や団体もそのまんま出てきて、小倉や門司港の街並みが映される飾らない現実感がいい。気丈に地上げ屋に立ち向かう映画館主を演じた藤吉久美子、友人の妻を演じた石野真子も違和感なくこの土地の空気に溶け込んでいる役づくり。

「彼の半生を映画にします。彼とまた映画で会いましょう」と宣言する主人公に、遺族の気持ちとか企画通るかとか大丈夫なの…?と最後に冷静な気持ちにさせられた。多少の物足りなさもあるが、全体的には悪くない。「小倉の男やから」「門司の男やもん」とディープな地元愛が込められている。

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