フォローさせて頂いている女将さんからの紹介。やっと見れました。なかなか見応えある作品でした。
押さえつけられた人の行く末。
権力ではないが、コロナに押さえつけられている今の閉塞感を思い出した。
音楽や娯楽、つまるところ人間にとって文化がいかに大切かを思い起こさせる作品。
音楽に出会った若葉竜也の表情は必見。
それまでの閉塞感からの魂の解放、喜び、未知なるものに出会ってしまった恐怖にも似た驚き、などがよく表現されている。
大衆演劇の担い手である若葉君がそれを演じているのも、なんだか運命じみたものを感じる。
それにしてもこの人、愛がなんだ、葛城事件、今作と、何かを抱えた役が本当にお上手。今後の活躍が本当に楽しみです。
ビジランテの印象が強かった吉村界人も、流石です。今作も割と社会の隅っこの若者。そのポジションにいる人を演じるのうまいと思うけど、社会にまともに向き合った役とかも今後見てみたい。
斎藤工は、こんな髪型もするのねって思いました。演者の中で年長者のポジションにいる彼を見るのは新鮮。どちらかというと今作のようなキレキレの役より、欲動とか、blank 13とかのボソボソ喋るほうが好きかなぁ。