こつぶライダー

グランパ・ウォーズ おじいちゃんと僕の宣戦布告のこつぶライダーのレビュー・感想・評価

3.0
駄作とは言えないが、面白かったか?と聞かれると……う〜ん、、、実にビミョー。

妻に先立たれた高齢者が娘家族の家へと引っ越してくるが、自分の部屋を明け渡すこととなった孫息子が憤慨し、何とかして奪還を試みる。

内容は超ド直球なコメディながら、核家族主体で超高齢化社会である私たち日本人にも直面する問題を扱っており、色々と考えさせられました。

祖父、両親、姉、自分、妹。
自分が家族の誰の想いに近いか、観る側によっても意見が分かれそうな話。

ロバート・デ・ニーロの祖父役はもったいなかったかな。
ホームアローン的なヴィランでもなく、主役でもない、生暖かいポジションだし、彼の持つ妻と死別した陰の部分も大して描き切れてないから、彼を起用したのはもったいなかった。

ユマ・サーマンは『Gガール』で魅せたコメディ演技を思い出した。等身大の母親像で、いかにもアメリカンファミリーでウケそうな役柄でしたね。

どうも中途半端な作品で刺さりませんでした。
ハートフルさも足りず、笑いもテンポが悪いし。全米では週末興行収入ランキング1位だったらしいが、そこまで面白くないよね。
こつぶライダー

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