れーちゃん

彼女がその名を知らない鳥たちのれーちゃんのレビュー・感想・評価

4.2
白石監督の作品の好きなところは、過去と今を同じシチュエーションで切り替える演出。そして、最後の最後までオチがわからないようにミスリードをさせる手法。

今作品では主人公と登場人物との関係性など、ところどころ描き方が雑で、ミスリードするより混乱する場面が多く感じた。

例えば松坂桃李さんと発展するシーンなど、え?そんなこと起こる??と疑問しか生まれなかった。
「凪待ち」のリリーフランキーさんの役にも同じことが言えた。

そういった点が少なければもう少し作品にのめり込めたのではないかな?と思いつつ、先が読めないので気になり続けたまま最後まで見れた。

個人的には原作読みたくなるくらい凄く好きなストーリー展開だった。めちゃくちゃ泣いた。
最後の回想シーンがあまりに切なくてもう居ても立っても居られないくらいだった。

ネタバレになるのであまり多くは言わないけど、とにかく純愛ってこういうことだよな。って思って苦しくなった。
恋愛がうまくいかない、どうしても本当の愛と出会えない、そんな人にぜひ届けたい!
れーちゃん

れーちゃん