りょうた

彼女がその名を知らない鳥たちのりょうたのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

マイノリティに対する視線は素晴らしいが、そのマイノリティとは誰なのか。フィクションにどっぷり浸かるこの作品に疑問が拭えない。わざわざマイノリティを創造して残酷な世界に据える。そして毎度暴力、セックス。暴力とセックスが前提にあると思はずにはいられない、その倒錯。なによりも暴力、セックス、殺人を撮ること、役者に演じさせることで温存してしまっている権力関係を、そして影響を自覚しないといけないのではないのか。
関西弁を喋らされている感じ。物凄く記号的な関西弁。言葉と役者の間に隔たりがある。『寝ても覚めても』の素晴らしい関西弁と比較すれば歴然とするだろう。
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