前情報無く観るべき作品で詳細は控えますが
全てを彼女のために捧げる男
とても真似の出来ない愛の形
陣治役の「阿部サダヲ」が格好良過ぎ
恐らく近年は
陣治が愚痴っていた図面が引けるのは自分だけで
上司とのケンカ等々の内容も嘘で
彼女のために以前のスーツ姿の会社も辞め
日雇い的な仕事で時間を作り
彼女を見守り続けたとも感じられた
彼女の十和子役「蒼井優」は完全に彼に寄生し概ね素っぴんで
何にでもクレームを言う大阪のオバチャン的
陣治は若さ以外に彼女の何処にそこまで惹かれたのか釈然とせず
いくら顔を汚しても誠実的な俳優「阿部サダヲ」のイメージが払拭出来ず
本当はもっと救い様の無いゲスい人というイメージで観た方が良いのだろう…
竹野内豊と松坂桃李の
後半露になる本質も２枚目俳優としてのキャリアでは珍しく感じ
意外性を含め阿部サダヲが際立った感があり新鮮で
後だしジャンケン的な後半の説明部は賛否が別れそうだが
これもサダヲに全て持っていかれました…
観終わってからジワジワと
主演二人の危ないバランスを表現する演技力が痛感される
今作の設定は我が町大阪で
お二人の大阪弁は相当練習したのであろうと思われ
耳につく違和感は無く流石だと思ったが他の出演者は概ね標準語でしたね…
また撮影場所も
松坂桃李が同僚と飲みに行く居酒屋
アベチカの「赤のれん」
松坂桃李の痛そうな階段は
天王寺七坂の１つ「源聖寺坂」と思われ
訪れたことのある場所であり
元勤務先近くの天王寺周辺で行われていた事による親近感は珍しい感覚であり少し加点してます(笑)
実は勤め先に今作のエキストラ協力依頼があったのだが(無給で…)
仕事の都合とどうせ映らないんでしょ～的にスルーしたのが少し悔やまれる
