undhevrokotsv

彼女がその名を知らない鳥たちのundhevrokotsvのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

これを愛と呼べるか....

わたしは純愛だと思う。

共感度0 - 確かに、十和子にも陣治にも、黒崎にも水島にも、1ミリも惹かれない。世の中にはこういう人たちいるんだよなぁ、、、ダメな人たちしか出てこない。登場人物たちには共感しないけど
でも、予想を越える結末は、切なくて、心が痛んだ。


「俺を産んでくれ」の意味がわかったとき、切なくて胸が痛んだ。

生まれ変わったら、今度は恋人としてではなく、無償の愛を注いでくれる子供としてもう一度十和子に巡り会いたい。「俺を産んで、とことん可愛がってくれ。」の台詞が切なかった。

十和子と陣治の出会いは?とずっと疑問だったところが、最後に。
エピローグに持ってくるところが憎い!
泣ける!ふたりか出会ってからの回想シーンを振り返ると、それまでの陣治の印象が変わり始める。愛おしく思えてくる。

恋人、夫婦であっても、愛情の表し方、愛とは何かという定義も、人それぞれ。
一生のうち、こんなにも愛してくれる人に出会える事、あるのかなぁ、と少し羨ましかった。

全てを知り、失って気づく愛。

過去の全てを思い出して、目の前で恋人をなくし、その後の彼女は 陣治の言う通り生きていけるのか....

映画には描かれていないけど、その後の彼女がどうなったのかと気になる。
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