鎌倉を舞台に小説家の主人公と年の離れた妻との新婚生活と彼たちにかかわるいろんな人たちの物語。
終始ほのぼのした時間が流れてて、それはそれで悪くはないんだけど、何となく矛盾を感じる部分もあるのが喉に魚の骨が刺さってるようなモヤモヤ~としたものも感じた。
亜紀子が死ぬまでも間延びした感じで、その割に、それからの展開はかなり駆け足な感じが否めなった。
でも、その人それぞれの潜在のイメージが黄泉の国のイメージを形作られているとか、亜紀子が何度転生しても結局正和と一緒になるというのは、仏法的にはそうなんだよなぁ~と思ったりもした。(親や子供や兄弟はその時限り過去に親密な関係だったりということはあるけど、夫婦は三世。現在過去未来姿や形が違っていても同じ人とまた一緒になると言われている)
でも、基本的には本当に悪い人は登場しないし、時代背景もわからないけど、素直に楽しめる作品ではあると思いました。