妖怪が出てきて、黄泉の国に行って、死神が出てきて・・・
なんて聞いたら大人というよりはむしろ、子どもが食いついてきそうなストーリー。
けれど、舞台となった鎌倉にはどこか奥床しさのようなものを感じるし、妖怪だろうが人間だろうが、見た目が違うだけで、寂しいとか恋しいとかいう気持ちはお互い持っていて、それがいいスパイスになっていて、愛に溢れた優しい物語で、なんというか、観る人を選ばないって感じ。
泣かされたな〜。
惜しかったのが修学旅行中のホテルで観たこともあり、せっかくの美しい映像をしっかり観ることができなかったこと。
またゆっくり観たいな。
キャラクターの面でも錚々たる俳優陣が名を連ね、しかも彼らがはたまた不思議な妖怪だったりで登場するものだから、見応えもばっちり。
また、先ほど述べたように、妖怪だろうと人間だろうと、見た目は違えど、お互い「気持ち」を持っていることが丁寧に表現されていたのだけれど、なんとなくLGBTQのことやダイバーシティ、多文化共生が進む中での今の日本に何かを訴えているようにも、感じたところだった。
ちなみに推しキャラは、黄泉の国の駅員さん。