あられ

エルミタージュ美術館 美を守る宮殿のあられのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

時代の波をくぐり抜けたエルミタージュ美術館の歴史についてのドキュメンタリー映画です😊

女帝エカテリーナ2世の創立に始まって、戦争、革命、社会主義政府などから貴重な美術品を守るために戦ってきた当時の学芸員たち、美しい美術品、壮大な建築美について、学芸員が説明します。

美術品は細かい部分まで映し出され、しっかりと見ることができます。彫刻や武具、ミイラまで紹介されています。

創立記念日の様子やブラスバンドの生演奏もあります。美術館をライトアップした夜景も綺麗です。歴史好き、美術好きな人におすすめの映画です😊


豪華で煌びやかな美術品に興奮しました。特に女帝エカテリーナの肖像画の一つ、ウィギリウス・エリクセンの“戴冠式のローブを着たエカテリーナ2世の肖像”は冠の輝き、肌の艶やドレスの光沢が素晴らしいです😊

実際に女帝エカテリーナが纏っていた1767年の正装用のドレスが残されているのにも驚きです。また、現在公開されていないエカテリーナ2世が好きだったという彫刻された宝石は、当時の貴重な棚に、彼女が収納していたまま保管されていて、いくつかの超一流品の宝石(カメオとか)も披露してくれます。

実際は映画のようではなかったらしいのですが、革命についての説明で、エイゼンシュタイン監督”十月”の冬宮に踏み込む兵士の映像が流され、めちゃくちゃ臨場感あふれていました。
あられ

あられ