あざらし

誰が為に鐘は鳴るのあざらしのレビュー・感想・評価

誰が為に鐘は鳴る(1943年製作の映画)
3.5
「いかなる人の死も我が身を削るに等しい。我もまた人々の一人であり、故に問い無かれよ。
誰が為に鐘は鳴る。」

1940年代の名作です。
ゲーリー・クーパーとイングリッド・バーグマン主演映画です。

夜、鉄道が走る中、二人の男性が線路に爆弾を仕掛け爆破しました。
逃げ遅れた一人が撃たれると相棒は撃たれた人を射殺しました。

戦争中、爆弾を爆破する任務を遂行するゲーリー・クーパー扮するロベルト。
恋する村の娘イングリッド・バーグマンは清純派でとても綺麗です。

このくらいの古い映画、少ないですがとても好きです。
ムードある俳優さんにストーリーも単純ですが分かりやすく入っていきやすいです。

ただ、現代の映画に慣れきっていると展開が遅く退屈してしまうかもしれません。

ラストの台詞がとても良いです。
戦争に散る人々は多かれ少なかれ、あのように考えるのではないでしょうか。

私にはテーマのある、とても深い映画に思えます。

「アメリカの為…駄目だ。
共和国の為…駄目だ。
マリアのため…そうだマリアのためだ。」
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