このレビューはネタバレを含みます
私が勝手に思ってる
「シャーロットランプリングは孤独な役が似合う説」
それがこの作品で完全に確立されたような気がする。
美人で孤独なシャーロット様。
あぁ、私はあなたのその哀愁漂う雰囲気に跪きたい…。
殺人事件の容疑者として浮上してきた女。
彼女はほんとに人を殺したのか?
っていうお話なんだけど、後に伏線になるであろうシーンが次々と出てきて、そこからもう私は危うく脆い世界に目が離せなくなってしまった。
徐々に明かされる彼女の過去や行動。
このあやふやな感じ、フランソワオゾンの作品みたい。
最初はサスペンス映画として観てたけど、鑑賞後は「悲劇と孤独をテーマにしたヒューマンドラマ」と認識。
ずっと不安定な心のシャーロットランプリング、最後は哀しいけどもしかしたら彼女は幸せになるんじゃないかという希望を持たせてくれる個人的に大好物な終わり方だった。
ってかそうであってくれ、頼む!
そうじゃなきゃさすがに辛すぎるよ…。
それにしても、こういう作品を観ると、人との出会いはタイミングがいかに大事かってのがわかるね。