実話ベース。ビリー・ジーン・キングは女性で最初のトップテニスプレイヤー、ウィルソンのラケットを有名にした人だと記憶してるけど、レズビアンだというのはナブラチロワが出てきて初めて知ったので、こんな昔からLGBTフェミニズムの旗手だったとは知らなかった。
エマ・ストーンってほんと可塑性の高い女優さんだなと。上手に化けてるけど、対するスティーブ・カレルは完璧にボビー・リッグス本人そっくり。
WTAの創成期に、こんなに男女格差があったのも知らなかったし、タバコメーカーがスポンサーになった当初はアピールのためにプレイヤーまでタバコを吸ってたりと、なかなか新鮮だった。賞金レベルの格差も想像以上。今のレベルにたどり着くための先人の努力をようやく知った気分。
肝心の試合のほうは、スローモーションに感じる位だったから、プレイヤーの技術のほうもかなり進歩したのだなと改めて実感した。テニスファンとしてはなかなか感慨深い映画でした。