ひろゆき

バトル・オブ・ザ・セクシーズのひろゆきのレビュー・感想・評価

2.8
銀幕短評 (#126)

「バトル・オブ・ザ・セクシーズ」
2017年、アメリカ。 2時間2分、公開中。

総合評価 55点。

1973年のアメリカ。性差の優劣を競って、テニスの女性チャンプと男性チャンプ(ただし かなり年かさだ)が、全米テレビ生中継のもと、試合で前代未聞の男女覇権を争ったという実話に基づく物語。

主演は、エマ・ストーン。「ラ・ラ・ランド」(#77、100点)の主演で、一躍スターダムについた。この映画の色づかいの鮮やかさは、同作と似て とてもカラフルで 巧みであるところは大きな見どころだ。

ただ、試合の もととなった、男優位 vs 男女同権 の主張のそれぞれの視点の掘り下げが もう少しあればよかったのにと思う。

結論
ラストシーンで静かに語りかける 最後のセリフ ひとことのメッセージに重みをもたせるために、この映画の全編は作られている。あのシーンは とてもいい。

以下、いつもどおりの付録。

サンディエゴからロサンゼルスへと太平洋を左手に見る州間道路 5号線を北にドライブするシーンでは、そうそう この道は となりに女の子を乗せて オープンカーで走った走ったと思い返す。海の向こうは日本だと感じながら。

「ラ・ラ・ランド」の舞台ロサンゼルスは、この映画でも とても重要な意味を果たす。彼女たちテニスチームが滞在するホテルは、その特徴的な曲線デザインで「ウエスティン ボナベンチャー」だと すぐにわかる。

しかし、LAでわたしがいちばん好きなホテルといえば、なんといっても 中心街にある高級な「ミレニアム ビルトモア」である。その理由は、、いろいろと いい思い出があるからです。

普段は気に留めない こういう回想に ひととき浸れるだけでも、映画を観る価値はじゅうぶんにある。
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