木下恵介いい!決してパッと見てわかる絵の凄さはないけど、てか、絵がホームドラマっぽくてそれがいい。日本人の持つ怨念と執念をずっと表現している。途中山田太一的なセリフ回しともマッチしていた、彼は常に深…
>>続きを読む神保町シアターの特集上映にて。
広島、長崎の原爆についてはもはや、トラウマと言ってもいいほど幼少の頃から映画や書籍を通じて触れている。
そのきっかけは忘れたが印象的なのは小学校の頃の長崎への修学旅…
山田太一と木下惠介特集
観客ほとんどずっと泣き通しだった。
ノーラン監督はこれを見ていたのかもしれない。
と思うほどだった。
「おばあちゃんもお母さんをおんぶしたことあるやろ」
正直、永井…
聞き取り難いところもあったのだけど、妹をおぶる母に「今度は俺が(母を)おぶる」という息子、訃報を聞いてから戻る同じ道で泣くのにもらい泣きした。
木下作品サブスクになかなか無いようで、Youtubeに…
長崎原爆の犠牲になった医学博士、永井隆の半生記を木下惠介が手掛けている。
丁寧な物語運びと、適切な省略で、映画の中にどっぷりのめりこめる。
この手の映画は、被災者を正当化する勢い余って、善人&かわい…
まずはパッケージがモノクロ写真なのでカラー映像だったことに目を瞠らされる。
昭和20年8月9日長崎原爆投下前後の市民の有様を描いたドラマ。
もうこれはただただ沈痛な面持ちで映像を目で追うのみ。
…
原爆投下という日本人にはシリアスな題で、でもその本質に見えるものは映さない。原爆で吹っ飛んだり、ガラスが刺さった人だったり、残忍と知りながらも観るとどこか快楽を感じでしまうような原爆の断片はどこにも…
>>続きを読むアメリカによる原爆投下に抗議をすることと、第二次世界大戦で日本が負けて良かったと思うことは両立する。
この映画は長崎に落とされた原爆によって家族を失った人々が何を恨んで何を抱えて生きていくべきなの…
最後の「愛し、愛し、愛しぬいて」というのは、木下惠介監督のモットーらしい。そこから続く、色んな意味で強烈なエンディングは、不謹慎ながら、ちょっとゾンビ映画味(こういう曲使うよな)すらあって、戦災・被…
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