ろまらん

テオレマのろまらんのネタバレレビュー・内容・結末

テオレマ(1968年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

パゾリーニは昔「ソドムの市」見てびっくりして以来。こんな映画も家で見られるなんて、とまた配信ありがとう。
何だかお洒落に始まって、カラーになったら色綺麗、やっぱり「赤い砂漠」良かったしなーとか思ってたら、違う違う、ーニがついてるから勘違いしてる。でも深緑の扉閉めたシーンとか、霧のかかった道路とか農家の壁とか綺麗、ピエブックスのイタリアの伝統色も買わなければ。スタンプの青い目もミラノの工場も美しい。
誰かを好きになると走るのか、みんな走ってる。パゾリーニの趣味全開な展開でもシンプルで退屈しない。美しい画と共にポエムがそこかしこに散らばってて気に入りました。エミリアの奇跡譚も土に埋もれた顔もいい。これが本とかで良く見たシーンだなぁ。お父さんは裸で火山みたいなとこ歩かされて気の毒です。最後怒ってたよ。
モーツァルトのレクイエムがずっと使われてるのもいいな。
大体シルバーナマンガーノの眉の細さがたまりません、出て来た時ふ〜となった。顔が、ザイタリア映画。大好きです。服を脱いだ時の足も白くてポワポワしてた。

ナンニモレッティがベスパに乗ってパゾリーニの殺された浜辺を見に行くシーンをいつも思い出す。
ろまらん

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