わせ

テオレマのわせのレビュー・感想・評価

テオレマ(1968年製作の映画)
3.4
その少年は 天使だったのか、悪魔だったのか。彼は、あの家族に何を残して何を奪って去っていったのか。明言はされないまま物語は進みそして終わっていった。裕福なあの家族は破滅へと向かうように見えたが、自由を手に入れたとも言えるだろう。女中は自らが神に近い存在へと変化し…。それぞれがそれぞれの破滅に近付いてゆく。神秘的で謎めいていて、とても衝動的で官能的、抽象的になってしまうが、そんなうつくしさ。
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