kinako

アントニアの食卓/アントニアのkinakoのレビュー・感想・評価

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老母が待つ田舎に娘と戻ったアントニアの親子4代にわたる話。一風変わった人間ばかりが集まり共に生活をし、現実は厳しくもあるが、お互い助け合い暮らしていく。自分らしく生きることは一つの戦いであり、その中でも大らかに性愛を謳う。アメリカ映画の様な能天気さも、ドイツ映画のような冷酷な眼差しもない。生きるという事は自分の考えを残す事でもある。生きては死んでゆくが、新たに生まれる命もあり、人生はその繰り返し・・。厳しい事は厳しいけど、温かみもある作品。
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