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Back and Forth(英題)のROYのレビュー・感想・評価

Back and Forth(英題)(1969年製作の映画)
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左右に動くカメラが捉える校舎と人々

高速パン

カメラの動きや速度がある点に達すると相対的な転移が起こる

カメラの横方向の往復運動によって、観客の意識内でパノラマ的にスクリーンを認識させる試みを行っている。

■シャンタル・アケルマンが影響を受けた作品
◯『タブウ』
◯『サンライズ』
◯『少女ムシェット』
◯『スリ』
◯『田舎司祭の日記』
◯『気狂いピエロ』
◯『めまい』
◯『マンマ・ローマ』
◯『風と共に散る』
◎『←→(Back and Forth)』dir. マイケル・スノウ

『←→』の教室内でのトラッキングショットは、何も起きていないのに純粋に空間的な動きをしていて、ヒッチコックのような緊張感のあるサスペンスになっています。私は彼らから、カメラの動きだけで、どんな物語にも劣らない感情的な反応を引き起こすことができることを学びました。

◎『中央地帯』dir. マイケル・スノウ
◯『幸福』
◯『シェルブールの雨傘』
◯『Callas Walking Lucia』『Maria Callas Portrait』『Callas-Text mit Doppelbeleuchtung』(ヴェルナー・シュレーターが撮ったマリア・カラスとの8mm作品)

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『ブリュッセル1080』以降
◯『モーゼとアロン』
◯『13回の新月のある年に』

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・『一晩中』以降
◯『都会のひと部屋』
◯『ブエノスアイレス』
◯『エレファント』
◯『ラストデイズ』

↑Nicole Brenez. Viennale Useful Book #1 publication: Chantal Akerman, The Pajama Interview (2011). “Senses of Cinema”. Retrieved from https://www.sensesofcinema.com/2015/chantal-akerman/fragments/

■詳細
この作品は、1968年7月、ニュージャージー州にあるフェアリー・ディキンソン大学で撮影された。編集と録音は翌年の1月にニューヨークで完成。

(中略)

フィルムは「Kodak Ektachrome ER Type 7257」を使用。カメラはKinotar 12.7mmレンズを付けた「Bolex H16」を使っている。
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