閑話休題、そんな時間のない現代人が趣味ですら駆け足で触れていく様子を風刺したような映画ないかなと探していたら、マイケル・スノウに出会いました。マイケル・スノウといえば「死ぬまでに観たい映画1001本」に掲載されている謎映画『波長』で有名な実験監督である。彼がファスト映画的なものを撮っていたのだ。45分の『波長』を15分に圧縮した『WVLNT』はなんと副題に"Wavelength For Those Who Don't Have the Time(時間のない方の為の『波長』)"とつけている。そしてそれを応用させ、90秒に圧縮したミニドラマを10回以上反復させた『SSHTOORRTY』を製作していた。『波長』を観た時は、訳が分からないが面白い監督というイメージしかなかったのですが、輪郭を捉えると鋭い監督であることが分かる。というわけで、マイケル・スノウ研究を少ししてみようと思う。早速、『<--->』を観てみました。