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ミッシング・レポートのCinemanのレビュー・感想・評価

ミッシング・レポート(2018年製作の映画)
1.5
ピアスブロスナンの抑制した演技。
他の文脈で使われたらかなり映えたのではと思うと残念。

とても失礼ですが、ガイ・ピアーズは、ブリムストーンとか、謎めいたセクシーな中年男の役が多いのですが、イマイチその良さが分からず...
うろんな感じを出してるのはわかるけど、お顔からすると割と神秘感はない気もして..
正直、ブロスナンが十年から二十年若かったら彼の方がよほどハマった役かもしれない。
ミスキャストかな。

何も起きない日常を描くって難しい。手としては、何もない日常なのに、何か奇怪な思い込みをしている人の主観を通して現実を見せるという手法がある。この作品もそれを狙ったんだろうけど..
抑圧された性を切り口にその手で行くなら、もっと執念深くその辺りを演出しないと、ただただシーンの時系列や現実か否かが「わかりにくい」と言うだけに終わってしまう。
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