桃龍

メアリーの総ての桃龍のレビュー・感想・評価

メアリーの総て(2017年製作の映画)
3.0
ナショナル・シアター・ライヴ 2015「フランケンシュタイン」の予習で、原作に忠実だという2004年の『フランケンシュタイン ノーカット完全版』の後に観賞。
その原作小説を産んだのが18歳の少女メアリー・シェリーだという事実には驚いた。が、なぜそれを産んだのかが薄い。すこし盛ってでも、思考過程とか描いてほしかった。

いま思えば、彼女の原作小説は冗長でイマイチだった。
しかし、1818年にオリジナルとして出版されたことは素晴らしい。
それを元に、1931年の映画『フランケンシュタイン』で怪物が造形され、1965年には藤子不二雄の『怪物くん』にフランケンが登場するほど一般化した。
1994年のケネス・ブラナー版『フランケンシュタイン』が画期的な脚本にし、ナショナル・シアター・ライヴ 2015では舞台で”誕生”シーンが加えられた。
もっと他のフランケンも見たくなった。
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