KHinoji

メアリーの総てのKHinojiのレビュー・感想・評価

メアリーの総て(2017年製作の映画)
3.6
原題は「Mary Shelley」、古典的ホラー小説「フランケンシュタイン」の作者であるメアリー・シェリー(女性)の半生を描いた映画。

邦題は単純に「メアリー・シェリー」にすべきだったと思う。
メアリーじゃ分からないけど、メアリー・シェリーなら、ホラーファンならすぐに気が付き見る気になるかもしれません! 私はその一人です。

ですので、小説「フランケンシュタイン」が生み出されたエピソードに興味がある方は、見に行きましょう。
ホラーとは本来は、人間自身の鏡であることを再度自覚できることでしょう。

( Filmarkでの感想を見て、ケン・ラッセル監督の映画「ゴシック」も、その夜の話だったことを微かに思い出しました。もう大昔過ぎてほとんど忘れてます )


さて、
最近何かと話題のエル・ファニングが主演。
昔の時代の女性蔑視や差別の社会の中で、小説家志望の女性が、いかにして自分らしく生きていくことができるようになるかまでのストーリーです。

ホラー小説云々なんてこととは関係なく、女性の自立の物語としてちゃんと見ることが出来る単独の映画になっています。映像もキッチリしていて綺麗ですし。

(2018/12 公開当時に映画館にて、字幕版)
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