全てを疑え！！！
前からなんだかセンスのないジャケットだなぁって思ってたけど、中身は良かった！
フォローしているレビュワーさんの評価が高かったので観てみました。
観てよかった！
飽きる事なく字幕の一文字も一瞬も見逃すまいと画面から目を離さず観る事が出来ました。
夜の暗い街並みの中に光るネオン、車道、不気味で寂し気な音色の旋律が流れるオープニングは早くも名作の予感。
クラシカルな雰囲気の建物に入る厳格な佇まいの女性。
監視された部屋で待っていたのは、愛人の殺害容疑をかけられた依頼人の実業家の男性。
予定よりも早く訪れた彼女は男を弁護する為に雇われたグッドマン弁護士で、検察が新しい証言者を用意した為、法廷で審理が始まる3時間後までに二人で反証(無実の証明)をする為の用意をしなければならないと言います。
やり手のオーラ半端ないグッドマンに問いただされ、男性はまずは事件の経緯から説明していきます。
二転三転する真相、弁護士と依頼人の駆け引きに緊張感があり
一室で話をしているのだけど再現映像を挟むのでダレる事もありません。
誰が犯人なのか、愛人のローラはどうやって密室で殺されたのか、誰が彼らを脅していたのか。
この男性がまず重要な隠し事をしていたので、観る者は途中まで三谷幸喜の古畑シリーズの犯人サイドで事件を追う事となるのですが、真実にたどり着くまでを楽しめた作品です。
スペインの俳優さん達はみんな顔の彫りが濃くて、暗めな舞台にもよく映えていました。
ちなみに、名探偵コナンみたいに複雑なトリックを使ったピタゴラスイッチ密室殺人の謎を解くわけではありません。
…これ以上は何も言えないっ♪
終盤でわかっちゃった部分はありましたが、良作だったと思います(*^^*)b
