ぶちょおファンク

アフターマスのぶちょおファンクのネタバレレビュー・内容・結末

アフターマス(2016年製作の映画)
1.5

このレビューはネタバレを含みます

序盤★2 中盤★2 終盤★1.5

実話を基にということですが調べてみると…
ドイツ上空で夏に起こった事故(ロシアの航空機にスイスの管制塔が関係しているらしい)、それをアメリカでクリスマスシーズンに…
っとかなりの脚色を加え、発端の2機による航空機衝突事故、そして終盤のおおよその展開は実話…のようだ。

“反面教師”と捉えればいいのか?
“復讐”の連鎖や“贖罪”等について考えればいいのか?

フィクションとしてとりあえず主要含め登場人物の多く(弁護団や記者等々)に共感できず、主人公ローマンの終盤での行動もただ“謝罪して欲しい”だけなら何故わざわざナイフを持参する?

そしてラスト付近もローマンがまず向かう先はジェイコブ(ヤコブ)家族への謝罪であるべきで、被害者だったローマンが一番その心情を理解しているはずなのに受動的にそういう場を作られ謝罪する展開は巧くキレイなようですが自分は納得いかず、能動的に自分でその場を作り謝罪して欲しかったですね!

事故や事件での加害者と被害者による様々な悩みや葛藤や逡巡等々を描いた良作は沢山あり、今作の切りクチ、主に人物描写にはあまり良さを感じ取れなかった。

2020年191本目