YuukiNakamura

火花のYuukiNakamuraのネタバレレビュー・内容・結末

火花(2017年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

試写会にて
最後の漫才のシーンが思いがこもりすぎてていっぱい泣いた。
又吉さん達芸人さんの仲間への愛、感謝を感じる映画だった。自分は世間の波に乗って、波を作って売れることができたけど、それは本当に紙一重で一緒に同じ時間同じように夢を追いかけた人がいるわけで、彼らに対する感謝、敬意を感じた。10年間という長い間ゴールが見えない、報われるかも分からない、人と違うことを何と言われようと貫き続けた時間、悩んで不安に襲われたであろう時間を思うと本当に凄いことだと思う。自分が面白いと思うことと世間から求められるものの格差、どちらを信じるのか、自分が思いを込めて作ったものを何も知らない理解しようとも思っていない、最初にありえないって切り捨ててしまうような人から否定されること。長く続けると出てくるプライドとの戦い。
木村文乃も桐谷健太もリアルで人間的で身近に感じた。ハーモニカ横丁と井の頭公園もたくさん出てきてワクワク。最後の歌も良かった。
YuukiNakamura

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