Mayu

北の桜守のMayuのレビュー・感想・評価

北の桜守(2018年製作の映画)
3.3
見ながら何度も感動して涙が溢れた。
でも見終わったときに感じる感情がふわっとしてるというか、、
いくつか伝えたいことはあるんだろうけど、全部がある程度伝わって終わった感じがしてしまった。個人的な印象ですが。
もっとどーんと感じるなにかが欲しいなあと思いました。
(戦争の場面はやはりショッキング。でもそのどーんじゃなくて、もっとメッセージ的な意味でのどーんが欲しい)
舞台演出は発想が面白い!要所要所で効果的だなーと。でも、これも新しいけどぐいっとすごく心惹かれるわけではなかったな。
やはり戦時中から戦後にかけてを題材にしている映画は、時代が違うので感情移入がしにくいというか、【物語】色が強い。感動する部分はあっても、自分に置き換えて、心がぐっと熱くなったりはしないのがこの時代の映画の難しいところ。全体的に満足はしたけど、他を凌駕するほどのなにかはなかった。
それでも俳優陣の安定した演技力は素晴らしいと感じた。
Mayu

Mayu