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北の桜守のMtSNOWのレビュー・感想・評価

北の桜守(2018年製作の映画)
3.5
戦後と、その先を描いた映画。

戦中戦後がもはや過去のものになった親子が、過去をたどる話……なんだけど。
1970年代ももう歴史になりつつある今、なんだか二重の入れ子のような感じ。
コンビニや、母の問題で奔走しながら、過去にも壮絶な話があり、どっちに集中したらいいのやら。
医者の息子や、闇米、食堂、ひとつひとつがイマイチ今にからんでこないというか、使い捨てというか……。
うーん、とっ散らかってる?

とはいえ、表札には泣いてしまった。


舞台風演出は、心象を表してると思えばまあ。
最初は予算の関係かと勘ぐってしまうのは仕方ないよね?
思い出の扉や、どの扉か……というのはわかりやすく伝わったと思う。
しかしながら、そこに駐在さんが出るのは、どうだろ?
あと最期の斉唱も。
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