公園で寝てる人を撮ったときジャンプして喜んだり、帽子の用途で買った笠は「しっかりしてるから」という理由で中央が尖ったようなお祭りの笠みたいなので、それをずっと被ってて、小原さんにも被せて写真撮ったり…
>>続きを読むとんでもない純度。写真そのものを考え続け、一度忘れその認識をさらに押し上げた写真家。
もはやあの事故はなるべくしてなったかのように。
沖縄でのシンポジウムで笑うのは簡単ではあるが、言葉に強度がある。…
中平卓馬の正攻法ドキュメンタリー。
例の寝てる人を撮った後のあの喜びようと言ったら…。
そしてあのシンポジウム。東松照明や荒木経惟への苛立ちは隠さないが森山大道との距離感は本当に不思議なものがある…
中平卓馬という、こんなにも魅力的な人がいるとは!
ジャン・ルノワールの映画に出てくるような人。
集合写真撮って欲しいのに勘違いして海を撮りそうになったり、沖縄でのシンポジウムでは間違えて東松照明の席…
このレビューはネタバレを含みます
ずっと書けずにいた。私は中平卓馬の写真が好きだし、中平卓馬が居ないと写真を止めることも、撮り続けることもなかっただろうと思う。良くも悪くも彼に始まり、彼にて終えようとしていた。けど、中平卓馬のことは…
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某大学の公開上映で鑑賞
恐縮ながら、中平卓馬さんという写真家は
これまで存じ上げませんでした。
1977年に急性アルコール中毒から
記憶障害を患いながらも
写真家として再起したそう。
作品は…
「あなたがこのまま、真っ当に生きていくのなら、きっともう会うことはないでしょう」
記憶喪失により、日々自意識の解体と再生を繰り返し、自己を確認し続けなければ保てない中平のあまりに純粋なその姿は
彼…
写真と記憶と時間と言葉の関係、反復すること、自我の解体とは、大人とこどもと記憶喪失者の違い、色々考えてしまう映画でした。
少し前に見たフィクション『林檎とポラロイド』も少しだけ思い出した。
見て感じ…