私がまだ若くて、未来にリミットを感じていなかった頃を思い出す。
夜通し遊んで迎える夜明け
はっきりと名前のつけられない関係
はっきりと名前のつけられない感情
抑えられない衝動
浮遊する楽しさ
浮遊する切なさ
懐かしさを感じると共に、自分に問う。
あの頃の私と今の私、何が違う?
家庭を持ってる。仕事もある。はっきり責任と呼べるものが、今の私にはある。
オールの夜遊びは無理。恋は妄想で充分。
でも、どこかにまだ、あの頃のような寄る方なさがある…というより、それを欲している自分に気づく。
だからこんなにこの映画に惹かれるんだろう。