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きみの鳥はうたえるのrのレビュー・感想・評価

きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)
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嘘の返事をしないことや、惰性で付き合わないことを誠実さのひとつだと思っているけど、言葉や行動の責任をとらないために逃げていると見るならそれはとても不誠実である。誠実であるかどうかをひととの関わりで指標にすることが多いけど、本当の誠実さがどういうものか分からなくなった。私はここにはない気持ちからくる沢山の言葉や埋め合わせの行動より、嘘のないひとことや些細な動きから、相手の気持ちを知りたいと思う。逃げることと誠実さは紙一重「僕」は映画の中で何度も誠実さについて指摘されていた。石橋静河さん素敵だな・・・

2023.5.5
三宅監督の映画は「触れること」をとても大事にしているように見える。相手に触れること、何かを渡すこと、受け取ること。
数年前は人の動きの一貫性のなさに物語の中で出会うと不穏に思っていたが、それをそのまま捉えられるようになったと思う。
いつか返そう、いつか考えようの「いつか」、自分は止まっていても、相手の時間はどんどん進んでいる。
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