原作が大好きで、3人の幸せな時間を見たいと思って視聴。以下雑感。
・当初の希望は達成できた。3人でいるとき、みんなずっと優しい目をしていて、楽しそうで幸せな気持ちになった。
・終わり方含め原作とは大幅に違っているところが多かったので、別物として見た。最後、原作で主人公が言えなかったことを映画で言ってくれたような気がした。
・クラブのシーンが長かったのもこれはこれでよかった。音楽に乗って身体を揺らしてお酒を飲んで、映画ならではという感じ。
・原作では主人公の一人称なので、映画で第三者の目線から主人公を見るとまたちょっと違って見えた。バイト先の人たちへの態度とか、本ではよくわからなかったけど、こう見るとこういう人いるよね、という印象。興味のないことに割くエネルギーがゼロなんだな。柄本佑のガタイがいいのでぶっきらぼうな態度だとめっちゃ怖い。
・バイト先の人たちとか、それぞれの人間模様が見えてよかった。本では3人（というか僕と静雄）だけだったので。
・函館の街を歩いてみたくなる。東京だから魅力的なんじゃないかと思ってたけど、道幅の広い道路をふらふら歩いたり、港を背景に喋ったりしているところもなかなかよかった。
・And your bird can sing を静雄が歌うシーンが欲しかったな
・フラワースタンドをそのまま盗んでて笑った。もうちょっと家の中で花の存在がわかるシーンが欲しかった（見落としていたらごめんなさい）。
