「夜明けのすべて」の予習として、「ケイコ 目を澄ませて」に続く二本目の三宅唱監督作品。
三人のお芝居が三人三様の色気で、且つ役の解釈を完全に摑んでらっしゃるのでずっと観てられるし、演出・編集・撮影もひけらかさない「品のある高度な技術」で素晴らしい。
が…しかし、
いつも日本映画のこーゆー系を観てて思うのが、こーゆー作品は観客に何をどう感じさせたくて、あるいは何をどう楽しませたくてわざわざ企画を立ち上げ苦労して資金を集め実際に製作し作品を完成させ私達に観せてるんだろうか…?
なんか変な言い方だけど、こー思ってしまうニュアンス伝わりますかねぇ…。
確かに自分の人生において近からず遠からず劇中の登場人物達に似た経験や想いに心当たりがあるので共感性の面白味も無くはないんだけど、今回はアマプラで鑑賞したから良いものの、わざわざ劇場まで出向いて二千円払って本作を鑑賞するか?というと正直なところ???です…。
まぁーそれは人それぞれの好みだし決めつけに過ぎるのはわかるんだけどなぁ…、なんだかなぁ…。