レイヤーの存在に圧倒される
普段僕らが見ているアニメだって1つの画面にこれくらいのレイヤーを重ねているのかもしれないが、それを上手く処理して世界観を作りあげている
キャラクターと背景の関係を鑑みれば…
びっくり。
時折感じる画力の荒さとかシュールなシーンとか文化の違い感じるところもあるけど、それを入れても、こんなに地味に公開されているのが惜しいくらいの作品
見終わった後しばらくこの世界に戻って…
水彩画調のタッチでレイヤーを多重に重ねているんだけど、その絵がゆらゆら揺れていて消えかかってしまったり、キャラクターの感情で逆に強調されたりする。簡素な水彩(※)なのにそこにあるという実在感を得てい…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
実験精神に溢れた映画。こういう映画ならストーリーはグリム童話みたいに抽象的でシンプルなものが合う。おそらくかぐや姫の物語からだいぶ影響を受けてるんだろうけども、こういう印象派というか水墨画的絵画が生…
>>続きを読むグリム童話『手なしむすめ』もよく知らないままに観賞。
最初、まるで水墨画のような線と空間でできたその世界に戸惑いを覚えた。そしてそれは鮮やかな色彩で目まぐるしく移り変わっていって、風の音、水の音が…
余白を楽しむアニメ映画
いやーすごいな
筆で描いたタッチといい色彩といい独特だ
人物にしても風景にしても
もっと写実的に描くこともできるだろう
そこを観客の想像力に委ねている
足りない景色を脳内…
すげーものをみてしまった
高畑監督的美しき筆アニメーション
女性の人体の描写が強くたくましく生きていく意志の象徴のようでとても美しかった!
こういう引き算思想のアニメーションが日本ではあまり陽の目を…
手は失っても、失ってはいけない大切なものをしっかりと手離さぬ娘の強い生き様には、現代人でも深く感銘を受けた。高畑勲を敬愛する監督の一人作画作品だけあって水墨画の様でもあり、日本の昔話の様な味わい。…
>>続きを読む© Les Films Sauvages – 2016