このレビューはネタバレを含みます
確かに「大人のための」作品ですね。
この絵柄でないと観ていられなかったと思います。
▼以下、原作未読者の妄想です。▼
最後、母子は隠れ家に着いてすぐに亡くなったのでしょう。野菜と子の成長速度が合っていないので、あれは死ぬ間際に母(主人公)が見た妄想なのだと思います。ただ何かしらの影響(例えば王子に心意を訊いていなかった、悪魔の呪いなど)で魂だけが隠れ家に取り残されていました。
数年後、そこに辿り着き彼女らの亡き骸を目にした王子は自ら命をたったのではないでしょうか。斧も持っていましたし。
母子と王子は霊体となったことで再会を果たせました。ラストで
「(城に)帰りたくない。ここにもいたくない。私たちの家を一緒に探したいの。」
と言ったのは、この世界ではない何処か別のところ(天国や来世)で幸せになりたいと願ったのではないでしょうか。