Pastel

大人のためのグリム童話 手をなくした少女のPastelのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

まさに大人のためのグリム童話。ベッドシーンとかもそうだけど、少女の人生があまりにも過酷で子供に見せるには残酷すぎる。

少女の父親は悪魔と取り引きをして金の対価として少女を差し出す約束をしてしまう。少女の母親は父親を止めたが、結局悪魔が操っているらしき犬 (or 悪魔自身かもしれない。悪魔は色んなものに変身出来るようだったので。) に殺されてしまう。

少女は木の上に登って夜を過ごすが、翌朝、父親は木を切り倒して少女を地上に落とす。いよいよ悪魔は少女を連れ去ろうとするが、少女の手は涙で濡れており、悪魔は近づくことができなかった。穢れを知らない少女は悪魔には眩しすぎたのだった。怒った悪魔は少女の腕を切り落とすように父親に命じる。流石に躊躇いを見せる父親だったが、少女に「私は構わない」と言われ、両手を切り落としてしまう。

手を切り落とされても一切穢れる気配のない少女を見て、悪魔は一旦姿を消す。

手を無くしてもひたすら歩き続けた少女はある晩、王子に見初められてプリンセスに。王子は彼女に美しい義手を与える。

やがて2人には子供が生まれる。
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