水彩画調のタッチでレイヤーを多重に重ねているんだけど、その絵がゆらゆら揺れていて消えかかってしまったり、キャラクターの感情で逆に強調されたりする。簡素な水彩(※)なのにそこにあるという実在感を得てい…
>>続きを読むどうやら有名らしいこのグリム童話のことは知らずに鑑賞。
その特殊な技法に最初は馴染めなかった。静寂のイメージのある水墨画に似た世界に対して音のつけ方が大仰に感じたせいもある。
それがどんどん引き込…
このレビューはネタバレを含みます
実験精神に溢れた映画。こういう映画ならストーリーはグリム童話みたいに抽象的でシンプルなものが合う。おそらくかぐや姫の物語からだいぶ影響を受けてるんだろうけども、こういう印象派というか水墨画的絵画が生…
>>続きを読むグリム童話『手なしむすめ』もよく知らないままに観賞。
最初、まるで水墨画のような線と空間でできたその世界に戸惑いを覚えた。そしてそれは鮮やかな色彩で目まぐるしく移り変わっていって、風の音、水の音が…
このレビューはネタバレを含みます
勝手に陰惨で残酷だったりするのかなって思ってたので(原作も知らなくて)
とっっってもワイルドガールだった
個人的にはエンディングソングが良く補完してくれてて女の人が生きる映画だったんだと改めて言語…
この世界になかなか入り込めなかった。
悪魔と契約してしまった父に売られた娘が逃げる話。
筆による描画(?)のアニメーション。独特な映像表現。僕には結構取っ付きにくかったけど、ハマる人にはハマるの…
このレビューはネタバレを含みます
ユーロスペース渋谷 お客さん十七人くらい
10:30-
筆ペンタッチ
水車のシーンから モノクロ
天候は大荒れ、川で洗濯する女性
月を見てため息をつく。薪割りをする男性はお腹が空いている
食べ物もろ…
余白を楽しむアニメ映画
いやーすごいな
筆で描いたタッチといい色彩といい独特だ
人物にしても風景にしても
もっと写実的に描くこともできるだろう
そこを観客の想像力に委ねている
足りない景色を脳内…
家父長制と悪魔に抵抗し、王子に依らず、自分の居場所を求めて成長する少女のなんという生命力!
残酷なグリム童話を、現代的な翻案と、しなやかで力強い手描の作画(監督ひとり…!)と演出、ミニマルにエモな音…
© Les Films Sauvages – 2016