両親と妹を犯罪組織に殺された10歳の少年は叔父であるチャック・ノリスの下で15年間の修行を積み、組織への復讐に臨むのだった！チャック版『ベスト・キッド』とも言える本作ですが、ほとんど出てこないチャックがラストに全てを持っていってしまうズルすぎる展開に開いた口が塞がらない状態でした…🥲笑

チャックの修行の成果もあり復讐を誓った少年は強い青年へと成長し、計画通り犯罪組織に潜り込んで着々と準備を進めていくのですが、いよいよ組織を壊滅させるタイミングになってこれまで何の手助けもしてこなかったチャックが急に現れて衝撃的な無双バトルを展開！主人公には目もくれず、最後には車で逃げようとした家族殺しの犯人にして組織の親玉であるラスボスを、車のフロントガラスを突き破る威力抜群な「ジャンピング・チャック・キック」により抹殺！最後は復讐のためとはいえ犯罪組織に足を踏み入れてしまった青年に励ましの言葉を掛けて、いや、大暴れの罪を全て彼に押し付けて、物語はハッピーエンドを迎えるのでした…😇

『地獄のコマンド』ばりに急に現れるチャックに懐かしさもありつつ、悪人顔に見えてあまり応援できなかった主人公が流石に美味しいところを全て持っていかれすぎて可哀想にも思えたり、かなり複雑な気持ちにさせられましたがチャックの活躍が見れたので一応観てよかったと自分に言い聞かせることにしておきます…！？

主人公ローガンは少年時代に目の前で家族を殺されてしまい、叔父のジェイク(チャック・ノリス)に引き取られることになったのだが、ジェイクと軍の指導で肉体を鍛えまくり、人生を掛けた復讐を開始するのだった！！！

BGMの使い方が時々ナンセンスでした。

ノリスの指導では、｢ナイフでの戦い方も学ばないとな！｣とか言っていきなりナイフ投げを教えてきたり瞑想したりしていてとても楽しそうでした。
ローガンは｢プロキシミティセンス｣とかいう危険を予知できる能力を持っていたりするけれど、せっかくの終盤には忘れられたかのように役に立っていなかったのは残念。

ローガンの潜入生活は、その手の本格的な映画に比べるとショボいけど、キャラのおかげかそれなりにおもしろかったです。ノリスの出番が少ないという不満もあるが、終盤の決戦でそれは解き放たれるし焦らしが上手いということで良しとしましょう。
キャデラックに突っ込むノリスは意味わかんなくて凄いですよ。

チャック・ノリス成分は少し薄めだが、復讐モノにしてはポジティブな後味で男らしい良い映画だと思います。

• #復讐！