青息吐息

マザー!の青息吐息のレビュー・感想・評価

マザー!(2017年製作の映画)
3.8
自分の領域が侵害されていく様がとにかくストレス。不快で不安な気持ちになり、終始眉間に皺を寄せていた。善も悪もない。みんなまとめて肉になってしまえばいいのに。と強い感情が湧いたけれど、好きな作品だった。

〈人の醜さや嫌な部分を突き詰めると美に反転するのです〉は「マーターズ」のパスカル・ロジェの言葉ですが、あまりにも人間が嫌に描かれ過ぎて僕はなんだか救われた気持ちになって、鑑賞後はそのままAmazonでブルーレイを購入した経緯があります