MikiMickle

ドント・ハングアップのMikiMickleのレビュー・感想・評価

ドント・ハングアップ(2016年製作の映画)
2.5
ロイ、モズリー、ブレイディ、サムの4人はイタズラ電話をして人を驚かし、その動画で「イイネ」を稼ぎまくるクソみたいな集団。
正直胸くそ悪いイタズラなので、こいつらにはこの先何が起こっても同情は一切しないだろう‼と初っ端から心に決めた‼全員痛い目あっちまえ‼っていうね‼ワクワクw
てか、ロイのあだ名、イタズラモンキー69だって(笑)クソダッサ‼‼

で、サムとブレイディがまたイタズラ電話を掛けまくっていた所、なんか、雰囲気の変なやつと繋がる。非通知にして掛けていたのにも関わらず、その男から返信の電話がある…何故?
そして、「お前らがだれかわかっている」「電話を切ると大事な人が酷い目にあうぞ」的な。
あーりーがーちー 『スクリーム』じゃん‼

「ドントハングアップ」という題名からして『フォーン・ブース』みたいに電話を切ってはいけないシチュエーションでずっと電話越しで展開が進んで行くんだろうなぁと思っていたら、電話切っているシーンの方が全然長いっていうねっ‼
電話ガン無視するし、ガンガン切ってるしっっっ
イタズラ集団友達やその周りの人々が謎の男に拘束されたり監視されているにも関わらず、電話切るw 「両親を殺されたくなければ絶対に切るな」「ガチャン‼」 オイッ‼‼ 爆笑w

で、サムと彼女のペイトンとのぎくしゃくだのが絡み、一挙一動を監視一部始終されており、様々なアクシデントや事件や罠なんかが起こるのですが、
ま、やつらがやつらなもので、友達をも騙すゲスなやつらなので、これは仲間が組んだ“イタズラ”落ちなのか、マジな“殺人鬼”物なのか、どっちかな〜っていう部分は途中までそれなりに楽しめました♪
ツッコミどころは多々多々あれども。

シチュエーション的には『ドントブリーズ』とか『グッドネイバー』、SNSを使ったものだと『デッドフレンドリクエスト』とか『アンフレンデッド』には似ているものの、群を抜いて、「お前ら、殺られっちまえ」度が高いです。被害者になんの感情移入もしません。むしろ、逆に切ない……

ちょっと真面目に考えてみると、実際にこういった、人を貶めたりバカにしたりする事によって人気を得る動画やテレビがあり、それが人気があるという事は確かな事で。アメリカにおいては特に。イタズラやおふざけというものは、ドラッグと同じだと思う。撮る方も見る方も。とめどなく、過激を追求していく…アマチュアでもプロでも、いかにモラルを持っているかが大事であるし、それが胸くそ悪い悪ふざけとエンタメの境であるのだと思う。で、この映画はこんなだけど、警鐘を鳴らしているものだと思う。敢えて主人公たちをゲスの極みに落とした上での警鐘なんだと思う。そして、人の流れに乗って、他人事として「いいね」をする傍観者たちへに対しても…
MikiMickle

MikiMickle