そこらへんのハリウッドコメディなんかより断然面白くってブラックで泣ける。
リッキー大好き過ぎて、見ているうちに泣きそうになってくる。あんなやつ実際にいたらどうするかわからないけれど、客観的にみると味方したくてたまらなくなる。
あの演技にまんまと引っかかってしまう。
バンドのメンバーにアンディ・バロウズがいたのにびっくり。無表情な顔しかあまり見たことがなかったけれど、そこがまた役にぴったりだった。
劇中に使われる楽曲はどれも馬鹿にされるために存在しているようなもんだったけれど、リッキーの無駄にうまい歌唱力と素敵なメロディーに、普通に「良い感じの曲」として聴いてしまう。
最後の最後まで彼は残念なキャラクターとして描かれるかと思いきや、ちゃっかり良い方向に向かっていってエンディング。不覚にも泣きそうになってしまった。
ドキュメンタリー風の作品をとるセンスにただただ脱帽。他のキャスト陣たちのリアル過ぎる演技も最高です。
