ブラウンソースハンバーグ師匠

ハウス・ジャック・ビルトのブラウンソースハンバーグ師匠のレビュー・感想・評価

ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)
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シリアルキラーを思い描くときのカリスマ性のある人間像と、「アングスト」で描かれていたような要領の悪い、言ってしまえばクソダサい部分とが同居してて、倫理観を無視していいなら(しちゃダメだけど)魅力的な人間だと感じた。
おっぱい切り取られガールを電話の下りで慰めるシーンなんかは
「くそ、シリアルキラーでも出来ることが俺には出来ないのか……」
と若干落ち込みかけたけど、むしろ、他者の感情を巧みに誘導できるサイコならではの妙技であり、それは監督作と観客との関係性が強く投影されていると感じた。言わずもがな監督はサイコだ。(間違いない)