カンフーのスタントマン・大勇が住む村では、キョンシー騒動により村人が次々と逃げ出した。
大勇の娘がベビーキョンシーと知り合い、騒動は悪徳村長の地上げ陰謀と知ったため、命を狙われる…。
キョンシー映画ブームが巻き起こっていた頃、日本&香港の合作により作られた和製キョンシー作品。
まずタイトルがクソB級くさいですね。
『激突!キョンシー小僧VS史上最強のカンフー悪魔軍団』って…。
VHSタイトルの『少林寺VS霊幻道士』の方が良かったかも。
正直少林寺は関係ないんですけどね。
人と普通に会話するキョンシー小僧など、突っ込みどころ満載ですが、純粋な気持ちでみればそれなりに見れなくはないと思います。
この映画は、ほぼ中国人のキャストの中、1人だけ日本人が出演しています。
そう、天下の工藤夕貴です。
しかも若いです。
彼女はやっぱり演技が上手いですね。
しかし、工藤夕貴とリュウ・チャーフィーの共演という豪華映画ですが、正直あんまり面白くなかった。
今回の道士は敵側で、キョンシーを使って村の地上げの手伝いをする。
で、村にすむリュウ・チャーフィーと日本からきた工藤夕貴が立ち向かうってお話です。
残酷な描写が無いので子供や家族で安心して観れる内容だけど、 そんなものを求めちゃいない。
修行シーンで流れる「キョンシー小僧の夏休み」って歌もまた、聞いてると泣けてきます・・・。
工藤夕貴は自慢の柔軟性を披露したりと、それなりに頑張っている。
スタントを使わずに自力でアクションに挑戦している工藤夕貴を見ることができるので、見る角度を変えると面白味のある作品だとは思う。
ちなみにキョンシー小僧の吹き替えが、まだ声変わりもしてない浪川大輔でびっくりしました。