キットカットガール

50年後のボクたちはのキットカットガールのネタバレレビュー・内容・結末

50年後のボクたちは(2016年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

「自ら反抗し団結する
これこそ意味のある行動だ
遅すぎることはない
この世で生きるのは確かに馬鹿らしい
無意味に思えても決して諦めるな」

エンドロールで流れたこの楽曲の歌詞にスカッとさせられた。子供の大人や社会、世界に対しての漠然とした反抗心や不条理な世の中に立ち向かっていく決意を映画同様感じられた。

作品は結構ベタなロードムービーだったけれど、夏休みに14歳の少年達が車を運転して遠出するというストーリーに惹かれた。無免許&飲酒運転、未成年の飲酒など、完全に法に触れて危ないガキンチョだったけれど、日を増すごとに誰にも壊される事のないような強い絆が2人の間に生まれていくのが良かったな。ありがちだけれど。笑 やっぱり旅って必要だなって、主人公マイクの顔つきが夏休み前とは全く異なっているのを見て心底思った。世界は物凄く広くて、知らない事も沢山あって、会った事のない人だって大勢いる。学校やクラスという狭く、限られた世界が全てではない。そんな励ましをもらえる。夏休みに良い一作だった。

✴︎エンドロールのアニメーションがこれまた面白かった。