技術的には甘々だし演技も拙いしどうしたものかと思いながら観ていたけれど、この映画の本質を見つめた時、きっと主人公の生きていく道のどこかで報われることがあるはずだと思った。
登場人物たちの気持ちにだけ…
自主制作ってこういうものなのか。
お世辞にも芝居が出来ているとは言い難く、映画に集中するのが難しかった。
けれど、すごく良かった。
監督自身の体験を元に作られた半自転的な話となっているという本作。
…
このレビューはネタバレを含みます
「やっと戻れるんだね」
ってセリフが好きだった。
生きてきた中でさまざまなLGBTQの
人達に出会ってきたけど、
こんないじめを見たことがなかったし、
(風潮が広まって変わっていったところもある…
ものすごく切実な映画だと思った。
性同一性障害の女の子にとって、制服を着て学校に行かなきゃいけないってのは屈辱に近いものがあるのだろう。
自分の体が徐々に女性らしくなっていくのだって耐えられないこと…
フタリノセカイの飯塚監督の過去作。自主制作映画なのでクオリティーは低いが、こういう映画は作られる意義がある。
LGBTQ当事者の人たちにとって学生時代ってかなり辛いらしい。自覚したばかり、教室という…