てりり

僕らの未来のてりりのレビュー・感想・評価

僕らの未来(2011年製作の映画)
2.9
技術的には甘々だし演技も拙いしどうしたものかと思いながら観ていたけれど、この映画の本質を見つめた時、きっと主人公の生きていく道のどこかで報われることがあるはずだと思った。
登場人物たちの気持ちにだけ価値があると思えば、見ていられる気がする。とにかく音声、声が小さすぎて会話が全く聞こえない。かと言って叫ぶシーンなどは鼓膜破れるかと思ったし、なんとかして欲しかった。つらい思いを抱える人々の心に寄り添う映画、とだけ形容できるような作品であってほしかったな。ワンカットワンカットが長すぎた。つらくて観るの大変だった。未来に良くなっている状況を期待したいのはわかるけど、そうなっていくものだと希望的観測だけ持って世界を良くする努力をしないのは間違いだとも思った。具体性に乏しい作品だなと、思ってしまった。

2023/03/19にTOKYO MXで放送されたPFFアワード・セレクションを録画して、2023/08/11に視聴した記録。
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